どうもローズです。
海外ドラマ【Fleabag フリーバッグ】シーズン1のネタバレ感想です。
Amazonプライムで見つけ出した作品。1本約30分の6話構成なのでサクッと見れます。
簡潔に言うと面白かったです。今までにないタイプのドラマを見つけ出した感覚ですね。シーズン2の放送もやっているので早く見たくてたまりません。
普通のコメディドラマと思っていたんですけど主人公には衝撃の過去がありそれを知った時には、このドラマのイメージが変わりました。
エピソードを重ねるごとに深みは増していき、いい意味で抜け出せなくなっていきますよ。
目次
【Fleabag フリーバッグ】あらすじ
皮肉屋で性欲は強め、怒りに駆られ悲嘆に暮れる。「フリーバッグ」は、現代のロンドンを生きる1人の女性の心理を描き出す、抱腹絶倒かつ辛辣なドラマである。脚本・主演は劇作家でもあるフィービー・ウォーラー=ブリッジ。差し伸べられる救いの手をことごとく拒絶し、常に虚勢を張りながらも、癒しを求めるタブー知らずの女性フリーバッグを演じる。
主人公の女性は皮肉や下ネタが大好きで、性欲も強く、透き通ったところが1つもないんですよね。そんなツッコミどころ満載な彼女の日常を描いた作品。
タイトルのFleabagとは、汚い、不愉快な人、といった意味。主人公の女性を示したものです。
また興味深いことに主人公の女性には名前がないんですよね。他にも名前がない登場人物は何人かいます。そんな人達は役名がつけられていました。
名前がある人物と役名のみの人物がいるので知っておくと困らないです。
【POSE/ポーズ】キャスト・登場人物
フリーバッグ=役名(フィービー・ウォーラー=ブリッジ)
主人公でカフェを経営している。衝動的な性格で、故に人を困らせてしまう。姉をからかうのが大好き。
クレア(シアン・クリフォード)
美人で神経質。主人公の妹とは真反対の性格で真面目。高給取りで、結婚もしており充実した人生を送っているかに見えたが…
ゴッド・マザー=役名(オリヴィア・コールマン)
主人公の父の同棲相手で自尊心が高い。いい人を装い嫌味を言ってくる感じの悪いオバサン。またアーティストとしても活動している。
主人公の父(ビル・パターソン)
ゴッド・マザーと同居中。
マーティン(ブルット・ゲルマン)
クレアの夫。誰にでもセクハラ発言をする。
ハリー(ヒュー・スキナー)
主人公の元彼。別れる、仲直りを何度も繰り返している。
アスホール・ガイ=役名(ベン・オルドリッジ)
主人公のセフレ的存在でハンサム。
バス・ローデント=役名(ジェイミー・デメトリオ)
主人公とはナンパをキッカケに関係を持つ。出っ歯が特徴的。
ブー(ジェニー・レインズフォード)
主人公の今は亡き親友で、共にカフェを経営していた。
【Fleabag フリーバッグ】ネタバレ感想
話しかけてくる主人公(ネタバレなし)
主人公がカメラ目線で視聴者に話しかけてくるといった変わった設定があります。もちろん今までになかったので最初は戸惑いましたが、すぐに慣れました。
話していることは主人公と視聴者にしかわからないので、なんだか距離が縮まった感があります。
話しかけてくる内容は、主人公の心の声。
実際に思っていても口に出せない事などを視聴者に主人公が語りかけてきます。ほぼくだらないことばかりなんですけどそれが笑えて、とても楽しませてもらいました。
クレアもなかなか面白い(ネタバレなし)
主人公意外の登場人物も全員クセモノ。なかでも主人公の次に活躍したと言ってもいい姉のクレアのバカ真面目なところが面白かった。
性格が真面目なのでタイプが違いすぎる妹とはまるで相性や価値観が合わない。そこが見どころの1つでもあるんですよね。
真面目な姉と不真面目な妹のやり取りはこのドラマで一番の見所と言ってもいいかもしれない。タイプが違うのでお互いうまくいかないんですけど、そこがよくある姉妹喧嘩みたいで笑えます。
時には妹同様にぶっ飛んだセリフを言う姉。時々真面目じゃなくなるクレアもギャップがあって楽しめました。
また夫がいるんですけどなかなかのクズです。セクハラ発言するし、すぐに浮気するし。
そんなダメ夫を選んじゃうクレアのセンスの無さに意外性を感じました。安定した職に付いている美人が、なぜダメ夫と結婚したのか謎です。
まるで共通点がない姉妹ですが唯一あるとしたら父親と同居しているゴッド・マザーを嫌っていることですかね。
シーズン1では結構ゴッド・マザーにしてやられましたから、シーズン2でもし登場するのならクレアとタッグを組んでの仕返しがみたいです。ゴッド・マザーには是非恥をかいてほしいものです。
欠点がなさそうに見えたクレアですが意外にもツッコミどころ満載で面白いキャラでした。
親友ブーに何がおきたのか?(ネタバレ)
主人公のフラッシュバックによって度々登場する親友のブー。今は亡き人で死因は事故。
浮気した彼氏への復讐のために自電車にひかれて軽く骨折し入院して面会を断り懲らしめる作戦のはずが、結果はねられて死んでしまう。
ここまでは、ただただ悲しい話だなぁと思っていたんですけど最終6話で衝撃の真実が明かされます。
浮気した彼氏の相手がなんと主人公だったのです。これには驚きました。そう考えると今までのフラッシュバックにはかなり辛い物があったでしょう。
自分の無責任な行動が親友の死を招き、1人で経営しているカフェは破産寸前、恋人とはうまくいかず、家族にはキツく当たられ、なにもいいことがない主人公。
皮肉やブラック・ユーモアを言わないとやってられない追い込まれていたかもしれないですね。
エピソード6で明かされたあまりにもつらすぎる過去。ここまでくると主人公がかわいそすぎるというか、なんか切なくなりました…
精神的に限界だった主人公はブーと同じ結末をたどろうと道路に飛び出そうとするも、そこにエピソード1で登場し瞑想セミナーで再開した融資の面接官が現れます。
〜人は間違いを犯す。だから消しゴム付き鉛筆がある〜 この2人の掛け合いお気に入りです。
そして再び融資について面談が行われることに。最後、主人公に小さな希望が芽生えました。シーズン2では主人公にとっていいストーリになりますように!