どうもローズです。
Netflixオリジナル映画の『アースクエイクバード』についての感想です。
三代目 j soul brothersの小林直己と、あのアリシア・ヴィキャンデルが共演するということで興味をそそられ見てみることに。
さらに面白いのがアリシアの日本語デビュー。彼女はこの作品の為に日本語を猛勉強しました。日本語を喋るアリシア・ヴィキャンデル最高です。
目次
『アースクエイクバード』作品紹介
原題:Earthquake Bird
公開日:2019年11月15日(Netflix) 監督:ウォッシュ・ウェストモアランド キャスト:アリシア・ヴィキャンデル、ライリー・キーオ、小林直己 上映時間:117分 |
アリシア・ヴィキャンデルと三代目 j soul brothersの小林直己といった異色の共演。とても興味深いキャスティングとなりました。
『アースクエイクバード』あらすじ
1980年代の東京で、日本人写真家と恋に落ちた外国人女性。だが、やがて彼女は三角関係に心乱され、行方不明だった友人殺しの容疑までかけられる。(Netflix)
ある日、ルーシーの友人であるイギリス人女性のリリーが行方不明となり、数日後女性の遺体が発見されます。そして友人であるルーシーは疑いをかけられ事情聴取を受けることに。
ルーシーは自身の彼氏の禎司の件でリリーと揉めていました。
『アースクエイクバード』キャスト・登場人物
ルーシー・フライ(アリシア・ヴィキャンデル)
スウェーデンから日本に来て5年と2ヶ月。
現在は翻訳を仕事にしており1人暮らし。過去の出来事で心に抱えているものがある。
ルーシー演じるのはアクション映画などに数多くしている事で有名なアリシア・ヴィキャンデル。今回は日本人に住む外国人女性という事で、役作りのためかなり日本語を勉強したとのこと。日本語を喋るアリシアがとてもキュートでした。
リリー・ブリッジズ(ライリー・キーオ)
出典:ファイル:Riley_Keough_Cannes_2016_(2).jpg
ルーシーの友達。
禎司と絡むようになりルーシーとの関係が悪化する。
リリー演じるライリー・キーオは『マッドマックス 怒りのデス・ロード』に出演の経験があります。はっきりとした目鼻立ちが印象的でした。
禎司(小林直己)
写真を取るのが大好きで、水、建物、反射した光などいろんな物を撮っておりコレクションとして収めている。
禎司演じるのは三代目 j soul brothersの小林直己。今回の作品でハリウッドデビューを飾ることになりました。彼の英語力は米誌に称賛されるほどです。
『アースクエイクバード』評価
Netflix映画なんでそこまで期待はしないのが個人的な視聴する前のスタンス。
なので変な期待を抱かずに気軽に見れました。評価はズバリ10点満点中6点!
眠くなることなくテンポよく見れましたし普通に良いんじゃないって感じですね。そしてやはりアリシア・ヴィキャンデルの存在が大きかったです。目の保養になるというかすごく美しい…
言語以外に、服装や家なども完全に日本色に染まっていてすごく似合っていました。
『アースクエイクバード』ネタバレ感想
洋画と邦画のミックス
アリシア・ヴィキャンデルと三代目 j soul brothersの小林直己が出演という事で洋画か邦画どっちよりになるんだろうと思っていたらまさかのアリシアが日本語を喋っていたのでびっくりしました。しかもかなりの量。逆に直己の方は英語を使う場面が多めでしたね。
なので今回の映画は洋画と邦画のミックスみたいなもの。こんな作品は初めてです。アリシアが日本語を喋るなんて超新鮮でした。日本語を覚えたての外国人って感じがしてとても良かったです。
今回喋ることになった日本語なんですけど、相当練習した模様。上手い下手い関係なくアリシアの日本語ならずっと聞いてられる。癒やされるというか純粋に可愛かったから。出演の決め手は「西洋にはないジャンルに魅力を感じたこと」などと語っており日本の文化に魅力を感じたそうですね。
普段は強気でアクションなどもこなすアリシアですが、今回は過去に問題を抱えた内気な女性を演じていて違う一面が見れた感じです。
直己の方は日本語よりも英語のほうがフィットしていたというか普通にベラベラで感心しました。てかずっと英語でも良かったぐらい。逆にアリシアはずっと日本語で良かったぐらい。それぞれ別の国の言語を喋っているときのほうが魅力的でした。
ルーシーの過去
ルーシーには過去の出来事で心に抱えているものがありました。7人兄妹がいましたが、そのうち1人亡くなっていました。
ルーシーが8歳の時でした。兄から石を投げられやめるように言ってもやめなかったため反撃したら、兄は大怪我。そしてその日に死亡。
それっきりルーシーは3年間喋りませんでした。家族はルーシーの存在を否定。それに気づいていたルーシーは両親の元から逃げることを決意し11歳の時に日本語の勉強を始めました。
ルーシーは何も悪くないのに可愛そうですね。とても人には言えない悩みを抱えていたのです。てか事情聴取のときのあの若い小口って刑事の喋り方と言い質問の仕方と言い態度と言い、全てにイライラした。意外にも亀山刑事の方はルーシーをちゃんと理解しようとしていて個人的には好評でした。
禎司の本性
写真を取るのが大好きで、水、建物、反射した光などいろんな物を撮っていた禎司。ある日ルーシーはいきなり禎司から無許可で写真を撮られることになります。
なぜ許可をとらないのか聞いていたらその瞬間を逃すからと言っていて、あ〜なるほどな〜と納得してしまいましたけど翌々考えたら、赤の他人を許可なしで撮るなんて普通に考えたらヤバいですよね。
無理にセックス強要しないし優しいし、最初は禎司の事をなんとも思ってなかったんですが彼には隠し事がありました。
ルーシーが禎司とどうなる運命か手相でリリーに見てもらったところ複雑で見れないと言っていたんですけどその時から禎司のヤバさに気づいていたんですかね。でも気づいていたとしたら禎司に近寄ってないしすぐ逃げていたはず。
最初はルーシーに惹かれていた禎司ですがリリーと出会ってからはそっちの方に惹かれるようになり、ルーシーと過ごしているときよりも楽しそうでした。
これヤバいなと確信に変わったのは、3人で登山に行きルーシーが体調を崩したものの山に置き去りにしたこと。さらに倒れた様子を写真に収めていましたからね。普通なら心配して一緒に寄り添ったりするはずなんですが一切そんな事はありませんでした。
そして気になるのが禎司の写真が管理された引き出し。そこに秘密が隠されていました。最初ルーシーが気になって勝手に見ており、禎司の元彼女と思われる女性の写真が大量に保管されていました。
次にルーシーが引き出しを覗いたときは自分の写真とリリーの写真が保管されており、リリーの最後と思われる写真で衝撃の事実が判明します。彼女の死体だったのです。
そうリリーを殺したのは禎司でした。あと気になるケンジの元彼女の行方なんですが、冒頭で遺体となって発見された女性の可能性十分にありえますよね。
何故殺したのかは分かりませんがルーシーもこのままいれば殺されていたかもですね。てか、本性を知ったルーシーは殺されかけてましたけど反撃して禎司の方が亡くなりました。正当防衛として受け入れられ刑務所に入ることはなくなったルーシー。最初はやってないのに殺したとか言っていて精神状態が不安定だったけど、真実を知ることができてよかったですね。でも日本に来てまた死と関わることになってしまったわけですからやっぱり可愛そう。
目の前で山本さんに階段から転げ落ち死なれるとかついてなさすぎる。最後に真相が分かってよかった。ルーシー自身もスッキリしてると思います。