どうもローズです。
Netflixオリジナルドラマ『ウィッチャー』についての感想記事です。
待ちに待った『ウィッチャー』がとうとうNetflixで配信されました。次の『ゲーム・オブ・スローンズ』と言われているドラマだけあって期待値も大きいんじゃないでしょうか。
久々に緊張とワクワクが止まりません。予告を数回見たのですが明らかに他のドラマとはクオリティーが違うんですよね。
何かが起こりそうな予感…
目次
ウィッチャーとは? あらすじも
リディア出身で変異体(ミュータント)のゲラルトは、怪物退治を請け負う凄腕ハンター。陰謀と策略が渦巻く戦国の世で運命に導かれるように戦い続ける。(Netflix)
ポーランドの作家アンドレイ・サプコフスキによる大人気小説シリーズで、その実写化になります。
また、小説の他にゲームとしてもシリーズ化されていることで有名ですが今回のドラマはゲーム版ではなく原作にしたがった内容になっています。
ウィッチャーとはミュータントであり、人類を超越した能力を手にした存在。魔法で作られモンスターを狩り報酬を得る。また人間からは長く差別的な扱いを受けてきました。
そんなウィッチャーの中でトップに君臨しているのが主人公のゲラルト。他に主要人物となるのが魔術師のイェネファーとシリラ王女。この3人を中心にストーリーが描かれます。
『ウィッチャー』 登場人物・キャスト
ゲラルト(ヘンリー・カヴィル)
ウィッチャー。
出身はリヴィアでモンスターを狩り報酬を得ながら生活している。
圧倒的な強さを誇る一匹狼。
ゲラルト演じるのは『コードネーム U.N.C.L.E.』やスーパーマンとして有名なヘンリー・カヴィル。この作品の中で唯一有名な俳優なんじゃないでしょうか。ウィッチャーという役を完璧に演じきっておりとても様になってました。
シリラ(フレイヤ・アーラン)
シントラの王女。
秘められた力を持っており女王たちから守られている。
イェネファー(アーニャ・チャロトラ)
病気で、顔は歪んでおり背中が曲がっている。
その姿から長年、酷い扱いを受けてきた。
ティサイア(マイアンナ・バーリング)
魔法使いでアレツザの学長。
イェネファーに魔法を教える。
ヤスキエル(ジョーイ・ベイティ)
詩人。
ポサダという町でゲラルトと出会い彼に付いていく。お調子者で明るい性格。
ダーラ(ウィルソン・ラジュー・パジャルト)
ニルフガード軍から狙われているシリを助け仲間になる。
登場人物・キャスト情報の詳細に関してはこちらをどうぞ。
Netflixドラマ『ウィッチャー』登場人物・キャストまとめ | 全シーズン
ウィッチャー 時間軸(※超重要)
ウィッチャーには3つの時間軸が存在しているということ。
需要ですからぜひ抑えておいてもらいたいですね。時系列やら時間軸やらややこしくて、最初は全く分からなかったんですが物語が進むにつれて理解できました。理解できた途端、それまで抱えていたモヤモヤがとれ、あ〜ねっ!とスッキリ(笑)
皆さんも最初は悩むと思いますが、今から解説していくのでご安心を。そうは言ってもエピソード後半になるにつれて明らかになっていくので必然的に理解できるようになっています。でも複雑な部分も多良いので各エピソード毎に解説していますので、もし悩んだら見てください。
これらを更に深堀していくと…
そしてある日を境に3つの時間軸は同時進行することになります。 |
とりあえず現段階はこれさえ抑えておけばOKです。
これらを理解しているだけでストーリーは更に楽しめます。
詳細に関しては各エピソードの記事で解説しています。
『ウィッチャー』地図
物語の途中で頻繁に出てくる国の名前をまとめてみました。迷った時にどうぞ。
『ウィッチャー』 シーズン1第1話 内容・解説(ネタバレ)
始まり(ゲラルトの時間軸)
ゲラルトはキキモラというモンスターを狩りブラビケンという町に到着。
用件は市議に会うことだったが住民たちは敵意むき出しでまともに扱おうとしません。そこでマリルカという少女と出会います。マリルカは市議の娘。
マリルカからイリオンという人物にキキモラを売ることを進められます。そして案内してもらうことに。
塔に着き不思議な魔力をつかって扉を通り抜けたゲラルトはストレゴボルと出会います。しかし塔を作ったイリオンは200年前に死んだとのこと。ちなみにストレゴボルは死んだイリオンからとった名前。
ゲラルトはマリルカにウィッチャーを連れてこさせたことを察し、目的はなにか殺して欲しい怪物がいるためと予想を的中させます。それはゲラルトがバーで会ったレンフリでした。
黒太陽の呪い(ゲラルトの時間軸)
”黒太陽の呪い”とは1200年に1度起きる皆既日食でリリット帰還の知らせ。リリットは夜の悪魔で人類を滅ぼすとのこと。
魔法使いのエルティバルドいわく黄金の冠をかぶった女達60人が警告を血で満たしリリットの道を用意したとのこと。
ストレゴボルは黒太陽の時に生まれた少女らを調べ、体内で恐ろしい変異を遂げていた事が判明。そして体内の変異を調べるため少女ら全員を解剖し殺してしまいます。
黒太陽の時に生まれた内の1人であるレンフリはストレゴボルを追っていたようです。1度ストレゴボルはレンフリを捉えており、変異があることを確認。その後、レンフリは動物や人間を無残に殺し、さらに2年後マハカムの商人を次々と殺したとのこと。
でもバーで見た限りゲラルトに対して優しかったですしとても悪い人間だとは思えない。ただ単に返り討ちにしただけだと思います。
レンフリはすぐに剣術を習得し今では誰も敵わないらしい。レンフリは肝心の魔法も効かない。理由は彼女が変異体だから。レンフリは復讐のため何年もストレゴボルを追い居場所を突き止めます。そんな時にゲラルトが来ました。
ゲラルトは殺しの依頼に対し”悪は悪だ”と言い断りました。
レンフリと再開(ゲラルトの時間軸)
ストレゴボルからの殺しの依頼を断ったゲラルトは森でレンフリと再開。レンフリによると刺客からレイプされ、物を盗まれ、国から追放されすべてを失ったそうです。もう女王ではなくなっていました。
その後は生き延びるため盗みを働き、殺される前に殺し、やりたくないことをやってきました。そんな時、仲間に救われることに。
ゲラルトいわくストレゴボルを殺せば怪物と一緒。それが嫌なら復讐をやめブラビケンから出ていき人間らしく生きること、とアドバイス。
そしてアドバイス通りレンフリはブラビケンから永遠に去ることを決意。しかし次の日の朝、レンフリはストレゴボルを殺すまで人々を殺すと考えは全く変わっていませんでした。
そして1対1で戦うことに。何度追い詰めても反抗してくるレンフリ。最終的にゲラルトは殺すしかなくなり、レンフリを一刺。
レンフリは”森にいる少女こそがあなたの運命…と言い残し息を引き取りました。少女というのは恐らくシリのことでしょう。本当は殺したくなかったんでしょうね。なんとも切ないシーンでした。
その後、ストレゴボルが現れ解剖しようとするもゲラルトがそれを許しませんでした。それによってゲラルトは周りにいた住民たちから罵声を浴びせられブラビケンから追い出されることに。
シントラ(シリの時間軸)
シントラではニルフガードが侵略し戦いの最中に国王が殺されることに。更に女王も瀕死の状態で、城門も突破されシントラはニルフガード軍に敗北寸前。
そして女王はリヴィアのゲラルトを捜すようにと告げシリラは別れを告げられます。敵の狙いはシリラだったためなんとしても阻止したかった女王は逃がす選択を考えていました。理由は不明ですがシリラ女王はずっと守られていました。
その後シリラは敵軍に捉えられるも、奇妙な力を発揮し逃げ切ります。叫ぶだけで周囲の物が壊れるといった道なる能力。どうやらシリラは秘められた力を持っているようです。
『ウィッチャー』 シーズン1第2話 内容・解説(ネタバレ)
イェネファー登場(イェネファーの時間軸)
住民からいじめられたイェネファーは魔法でポータルを発動し、カモメの党に瞬間移動。そこでイストレドに出会い追跡されないポータルで家に帰してもらう。
家に帰ったは良いももの親からは人として扱われておらず、4マルク(日本円で250円ほど)で売り飛ばされてしまう。最低ですね…イェネファーを買った人物はティサイア・ド・ブリエス。
アレツザの魔法協会に連れてこられたイェネファーはティサイアから魔法を操る試験を受けさせられることに。いわいるテレパシーの試験ですね。まずは目の前に用意された石を浮かせる試験。そこで分かったのが魔法を発動すれば何かが犠牲になるということ。そこのバランスをうまくコントロールすることが大事になってくるようです。
皆が次々と石を浮かせていく中、血を失っていたイェネファーは何もできずに終わってしまいました。その後、イストレドに再開します。
とある日、相手の目を見つめて一番恐れていることを理解する試験が行われました。しかしその試験で嘘をついてしまうのです。石を浮かすのに1週間、水は曲げられず、ことごとく試験に苦戦していました。
次は”トル・ララ”カモメの塔で雷を制御するテスト。(”トル・ララ”カモメの塔はアレツザの原動力。混沌を制御し魔法を使えるようにします。大陸で最も力が集まる場所で魔法協会の会員以外は立入禁止とされています。)
雷を瓶に封じ込めるといった内容。今までの試験に比べてハードル高め。
そしてまたしてもイェネファーは試験に失敗してしまいます。しかも試験を失敗した悔しさから感情をコントロールできず仲間を傷つけそうになりました。
ティサイアいわくイェネファーは感情に流されやすい性格とのこと。これを克服しないと魔法使いになるのは難しいでしょうね。
試験に失敗してばかりで落ち込むイェネファーはイストレドからエルフの過去を聞きます。
アレツザを作ったのはエルフで最初の魔法使いもエルフ。エルフが人間に魔法を教えたのです。しかしエルフは人間から虐殺されました。魔法の力で世界を支配するために。
イェネファーは半分エルフ。エルフが大量虐殺された時にイェネファーの父親も含まれていました。さらに父の血のせいで呪われ背骨が曲がったとのこと。
その後イストレドと人生はじめてのキスをかわしますがそれはティサイアからの恋愛感情を抑えられるかの試験。なんとか感情を最低限抑えられ花をもらうことができたイェネファーは認められることに。
その日の夜、イェネファーはティサイアにうなぎに変えられた少女たちを水に落とすといった急な試験を試されることに。
イェネファーはうなぎに変えられた少女たちを水に落としました。どうやら昇格できたみたいです。死んだ少女はうなぎに変えられ水に落とされる。切ないですね。
逃げ回るシリラ王女(シリの時間軸)
ニルフガードの侵略から3日間逃げ回っていたシリラは、戦に負け、行き場を失ったシントラ民たちを見つけます。
しかしその日の夜、ニルフガード軍に襲われピンチを迎えるも再びダーラに救われ一命を取り留めるのでした。
ポサダで悪魔退治(ゲラルトの時間軸)
ポサダに到着したゲラルトはそこの住民に悪魔退治をお願いされます。その旅の途中でエルフのトルクという希少種に襲われ捉えられてしまうことに。
エルフは人間に恨みを抱いていました。人間に裏切られ虚殺された過去があったのです。さらに人間はエルフの死体を肥料にして作物を育てています。そういった経緯があったから穀物を盗んでいたんですね。
その後、エルフに殺されそうになったゲラルトたちですが味方であることを伝えなんとか開放されました。
『ウィッチャー』 シーズン1第3話 内容・解説(ネタバレ)
テメリア(ゲラルトの時間軸)
ウィッチャーが怪物退治のためにテメリアへ向かった話を聞いたゲラルト。鉱夫たちが3000オレンをかき集め殺しを依頼しました。ウィッチャーは報酬を持ち逃げしたことになっていましたが実際の所、怪物に殺されたのです。
そしてゲラルトも怪物退治のためにテメリアへ向かうことに。仲間のウィッチャーが退治できなかったお詫びとして報酬は3分の1で後払いという条件で鉱夫たちと約束を交わします。
しかし国から追い出されることに。国を出る途中でフォルテスト王に使えてる魔女のトリスに出会います。トリスは怪物を殺すのではなく、救うために協力してとお願いしてきました。
6年前、テメリアで住民たちが次々に姿を消していきました。兵の調べによると怪物はフォルテストにの妹アダの霊廟に眠る怪物の仕業らしいです。
噂では妹は町の若者と関係を持っており妊娠していた可能性がありました。もしそうならば妹は唯一の王位継承者。フォルテストが独身だから。
フォルテストは犠牲者を無視。魔法業界はニルフガードの二の舞をさけるべくトリスを怪物の治療のために派遣しました。
怪物に襲われ死んだウィッチャーを調べてみると心臓と肝臓がなくなっており、それらを食すのはゲラルトいわくストリガという怪物らしい。
アダはストリガから殺され、呪いはアダだけでは終わらずその娘にも呪いが宿りました。ストリガは女性だったのです。
ストリガはアダの子宮を何年も食べた結果、突然変異しました。やがて大きくなり腹をすかした彼女は自分で這いずり出てきました。
フォルテストとアダの母親であるサンシア王妃が書いた手紙を発見。そこでサンシアが呪いをかけたことが判明。サンシアはアダを中絶させたかった。しかしアダは何度も断ったため呪いをかけられ死に至りました。
そしてアダが関係を持った男が判明。なんと兄で現国王であるフォルテストだったのです。だからサンシアはアダを中絶させたかったんですね。それを知っていた”使い”はフォルテストに呪いをかけ、フォルテストがアダと関係を持っていたため性液が移りストリガが誕生。
フォルテストが結婚しなかった理由が明かされました。なるほど。
こちらは幼い頃のフォルテスト、アダとサンシアの3ショット。イェネファーの時間軸で魔法使いを選び抜く時のシーンですね。
そして現在。
これでイェネファーの時間軸が相当前だということが分かりますね。
ストリガを退治するためゲラルトは、呪いをかけた”使い”から呪いの解き方を教えてもらうことに。そして夜明けまで戦う作戦に出ます。ゲラルトが去った後ストリガが現れ、呪いをかけた”使い”を見るも無残なカタチで殺しました。てか想像以上にストリガ気持ち悪すぎ。口元がエイリアンにそっくり、、、
そしてゲラルトは苦戦しながらもなんとかストリガとの戦いに勝利。戦いに敗れたストリガの姿は小さな少女に生まれ変わっていました。ゲラルトが近づくと少女は彼を噛みちぎりました。最初はまだ怪物のままかと思っていたんですけどよく見たら普通の少女でいきなりゲラルトを目にして怖かったんでしょうね。
生まれ変わったイェネファー(イェネファーの時間軸)
エイダーン行きだったはずのイェネファーは魔法院たちの投票でニルフガード行きにさせられます。シントラはエルフの血が流れる娘をエイダーンの宮廷には置かないですからね。
ストレゴボルによってイェネファーの秘密が明かされました。イストレドを使い性行為をさせ調べさせるなんて相変わらず最低な野郎。イェネファーとイストレドのキスはお互いにとって1つの手段に過ぎなかったようですね。
全てにおいて納得がいかなかったイェネファーは思い切って生まれ変わることを決意します。そして劇的な変化を遂げ皆の前に姿を表すのです。そこにはもう歪んだ顔に曲がった背中の彼女はいませんでした。
ヴェンガーバーグのイェネファーとしてヴィルフリル王の前に現れ完璧な踊りを披露。エイダーン行きが決まっていたフリンギラを押しのけニルフガード行きはなくなります。美しく生まれ変わったイェネファーに周囲の人間は言葉を失いました。権利を放棄したエイダーンの国王の悔しそうな顔よ。今までさんざん酷いことをされてきてこれは最高に気持ちいい〜!
『ウィッチャー』 シーズン1第3話まで見た感想と評価
予想通りクオリティーが高く面白い!娼婦に小人、戦など『ゲーム・オブ・スローンズ』に比較されるだけはありますね。
でもモンスターの多さやストーリ展開、世界観、など比較しようがない所が結構ありました。個人的には全く違うドラマとして楽しんでいます。
特にモンスターの種類が豊富で次から次へと出てくる。『ウィッチャー』では人間とエルフという変異体の確執が主に描かれていますね。
中心人物はゲラルト、シリ、イェネファーなんですけど面白いことにこの3人が出会うのは時間軸の関係でずいぶん先になりそう。共通点は3人とも特殊な能力を持っているということ。3人の交わる日が楽しみです。
ゲラルトは結構見せてもらいましたけどまだまだ隠してそうだし、シリとイェネファーに関してはまだほとんど技を発動していないですからね。これからどうなるのかが楽しみ。
Netflixもとうとうこんな所まで来ちゃったか〜って感じです。世界の有名テレビ局と比べても引けを取っていない。最近はそれ以上。今後の飛躍も楽しみです。
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