どうもローズです。
Netflixドラマ『オザークへようこそ』最終10話まで見たネタバレ感想についてです。
本作のテーマが資金洗浄なんですけど、なんか難しそうだったからあまり乗り気じゃなかったのですよ。勝手な先入観で決めつけてしまうってやつですね。
でも評価は高いし、シーズンも3まで更新されているので1話だけでもいいから試してみるか、ってノリで見てみたんですよ。
結果、病み付きになちゃいました。
目次
『オザークへようこそ』シーズン1 あらすじ
シカゴで暮らしていたファイナンシャルプランナーの男は、ある日突然、家族を連れてミズーリ州のリゾート地オザークへと移住する。彼は秘密裏にメキシコの麻薬組織の下で働き、ボスの怒りを鎮めるため、多額の資金洗浄を企んでいた。(Netflix)
主人公のマーティ・バードは資産運用のアドバイザー。妻ウェンディ、娘シャーロット、息子ジョナとの4人暮らし。仕事は大学時代からの友人であるブルースと投資会社を共同経営しています。
そんなある日、ブルースが麻薬組織の資金を横領していたことが判明。それがキッカケでマーティは麻薬組織の資金洗浄を引き受けることに。
資金洗浄とは、規制薬物取引、盗品などの贓物取引、身代金、詐欺、違法賭博、脱税、粉飾決算、裏金、偽札などの犯罪行為によって得た現金から、出所を消し、正当な手段で得た資金と見せかけることである。(Wiki)
一言でまとめると、真面目な中年のおじさんが麻薬組織を相手に資金洗浄していくお話です。
『オザークへようこそ』シーズン1 登場人物・キャスト
マーティ・バード(ジェイソン・ベイトマン)
資産運用のアドバイザー。
カルテルの資金を横領した職場の友人の代わりに、資金洗浄をする羽目に。
常に冷静沈着で頭の回転が早く、どんな困難も解決してしまう天才型。日頃、感情的になることはないが、家族愛はとても強い。
ウェンディ・バード(ローラ・リニー)
マーティの妻。
夫婦生活がマンネリ化し金持ちの年上男性と不倫してマーティにバレるも許してもらう。その後、オザークに引っ越すことになってから、家族を守るため全力で資金洗浄に協力する。
マーティ同様、頭脳派でビジネスの才能を持っており、徐々に力を発揮していく。ポテンシャルで言えば彼女のほうが上の可能性も。
シャーロット・バード(ソフィア・ヒュービリッツ)
ウェンディ家の長女。
反抗期で、いきなりオザークへ引っ越したことに対して不満を抱いている。
ジョナ・バード(スカイラー・ゲルトナー)
シャーロットの弟。
まだ幼いがちょっと変わっており、興味深い行動を取ってはウェンディを悩ませる。大人しくしてれば普通にいい子。
ルース・ラングモア(ジュリア・ガーナー)
ラングモア家を支える若い少女。
詐欺や窃盗で生計を立てており、2人の叔父と、従弟を支えている。言動はぶっ飛んでるが、従弟たちの面倒見がよく、根は優しい。
マーティのビジネスパートナーとして活躍する。
ロイ・ペティ(ジェイソン・バトラー・ハーナー)
ゲイのFBI捜査官。
マーティーを追うために潜入捜査を行うが、なかなか証拠をつかめず一線を越えてしまう。
『オザークへようこそ』シーズン1 感想
マーティはただのおじさんじゃない
シカゴで平凡に暮らしている普通のおじさんが麻薬組織を相手に資金洗浄だなんて面白すぎるでしょ。しかも3ヶ月で800万ドルといった大金。
一見すると不可能な取引。でもマーティはそれを可能にするんです。最初はなんの取り柄もない一般人として見ていましたけど、彼には多彩な才能がありました。
どんな不利な状況に追い込まれようと、交渉で相手を納得させてしまう力がずば抜けてます。自分なら1話の途中で確実に殺されてる。
それに加え、感情的にならず常に冷静で合理的なんですよ。殺されかけ絶体絶命のピンチに追い込まれたことによって才能が開花したんでしょう。普通ならパニックになって冷静な判断なんてつかないはず。
しかも戦略的で、ビジネスマンとしてもすごく優秀。周りの起業家とはレベルが違う。これってタダの天才じゃん。
あと冷淡に見えて、凄く家族思いなところのギャップがよかった。資金洗浄することになるも、第一に考えていたことはお金じゃなく家族のこと。
浮気したウェンディの事も受け入れていたし、子供たちの安全を何よりも考えているのが伝わってきました。普通にいいお父さん。
マーティーがあそこまで頑張れたのは間違いなく家族の存在あってこそでしょうね。守るものがあったから困難を乗り越えることができたんだとおもいます。
洗浄はシーズン1では解決することが出来ませんでした。運悪くさらに追い込まれることに。元は言えば全部ブルースのせい。冷静に考えてマーティーは事件に巻き込まれただけで何も悪くないのに。カルテルに怯え続けながら生きていかなければいけないなんて辛すぎる。
天才おじさんマーティーがどのような手口を使って現状を打開していくのかが楽しみです。
ウェンディも凄い
マーティーの活躍に目が行きがちですが、妻のウェンディの働きぶりも凄かったです。
最初は、浮気がバレてマーティーに逆ギレし、オザークへいくことに関しても否定的でこれから上手くやっていけるのか心配でした。
オザークへ付いてからもシャーロットはシカゴへ帰りたがるし、ジョナは奇妙な行動を取り出すようになるし、悩みを打ち明ける相手はいないしでウェンディは悩んでばかり。
そんな状況の中でも家族を守るため自分もなんとかせないかんと、覚悟を決めてマーティーに加担していきます。
なかなかの切れ者で、しっかりと資金洗浄に貢献してましたからね。しかも度胸もあって逃げずに真正面から向かっていくスタイルも好きでした。
浮気が原因でマーティーとはギクシャクしてましたけど、夫婦が協力して困難な状況を乗り越えていく事でお互いの関係が良くなっていくんですよね。
もちろん資金洗浄は終わっていませんが、それに伴って家族の絆が深まっていくところも見どころの一つでした。
肝が据わってたルース
バード夫妻と同等の活躍を見せた人物が、ラングモア家を支える若い少女のルース。詐欺や窃盗で生計を立てており、2人の叔父と、従弟を支えています。
実の父親は刑務所に収監されており定期的に会いに行くも心無い言葉を浴びせられ、誰からも愛されることなく育ってきました。
見た感じ金髪で可愛らしいんですけど表向きの性格は攻撃的で、暴力や汚い言葉など日常茶飯事。でも従弟には優しかったり面倒見が良いです。
マーティとの関係も最初は最悪ですが、徐々に良好になっていきます。根がいい子だからルースのことが嫌いになれないし、色々と苦労してるんですよ。
個人的には一番好きなキャラクターでもっと登場機会が増えてほしかったぐらい。
エピソードが進むにつれてルースの素顔が明らかになっていきます。彼女も1人の悩みを抱えた少女。後半ではマーティやウェンディに対して心を許すように。
ずっと孤独だったルースにとってバード家の登場は人生を大きく変える出来事だったと言っても過言ではないでしょう。
いっその事、マーティたちと一緒に暮らせばいいのにと何度思ったことか。でも従兄弟を抱えているためそう簡単にはいきません。マーティも資金洗浄で大変だし。今の所、貧しい生活で我慢するしかなさそうですね。
そのうち資金洗浄を成功させて、いい暮らしができるようになるといいんですけど。
評価は?
1話50分以上で、最終話に限っては80分と長めに構成されています。こんだけ長いんだから正直言って最終10話まで完走できるとは思ってなかったです。
しかも”資金洗浄”や”カルテル”といったワードが出てくるんですけど個人的にマフィア関係は今まで見てこなかったので不安しかなかったんですよね。
とりあえず1話だけ見てみよう。そんな軽い気持ちで見てみることに。途中まではストーリー展開がゆっくりで退屈でした。意味もよくわからんかったし眠かった。でも、マーティがカルテル相手に資金洗浄を決意したあたりから急激に面白くなっていくんですよ。
一般の家族がカルテル相手に資金洗浄を行うって設定が面白すぎた。最終話まで一気観しちゃうとはいい意味で期待を裏切られましたね。
関係のない家族を巻き込むことになって、ウェンディまでもが覚醒するという。シャーロットとジョナも最初は弱気でしたが最後らへんは、どこまでもついていく!って気迫が伝わってきてシーズン2が待ち遠しい。
シーズン1はマーティとウェンディが活躍してましたけど、シーズン2ではシャーロットとジョナにも活躍してほしい。シャーロットはガッツがあるし、ジョナは頭がいいし、バード家が本気になればなにか凄いことが起こりそう。
あとはなんと言ってもルースの存在でしょう。地味な登場人物が多い中、唯一異色を放っていましたからね。あの可愛らしい見た目からは想像もつかない乱暴っぷり。でも根は優しいというギャップに惹かれました。
マーティともなんやかんやでうまくやってましたからね。シーズン2でもルースとマーティの絡みには注目していきたいです。
最後に
テンポが早くなったかと思えば、次の瞬間遅くなって、その繰り返しのような気がした。だからこそバランスが取れていて観つづけられた感じがします。個人的には好き嫌いが分かれるドラマなのかな〜とも思ったり。
マーティの資金洗浄はまだまだ続きそうです。クセ者のFBIも諦める気はなさそうだし、これからどうなるのかシーズン2が楽しみですね。
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