どうもローズです。
今回は【ウエストワールド】シーズン1解説&感想(ネタバレ)です。
HBOの超大作ドラマと言われており、評価も高い作品。今までにないタイプの作品で驚愕しまくりました。映像、人物、ストーリー全てにおいてクオリティが高い。そして複雑で難しい作品でした。
ところどころ、どうなってるのかわからなくなることもしばしば…一言で言えばクオリティの高い難しめの作品なので何度か見返すのもありかと思います。
目次
【ウエストワールド】シーズン1 作品情報
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【ウエストワールド】はエミー賞でシーズン1,2両方ともノミネートされており、圧倒的に評価が高いです。
そして、娼館の女主人メイヴ役を演じたタンディニュートンがエミー賞で助演女優を優賞しさらに注目されることになりました。
【ウエストワールド】シーズン1 あらすじ
”ウエストワールド”とは人間が最先端技術によって作り上げた”ホスト”と呼ばれるアンドロイドたちが来場者たち”人間”をもてなす体験型アトラクション。
ホストには様々な役が割り当てられており、人間を傷つけることはできない。一方人間はホストに何をしても問題なく、セックスやレイプなど何でもアリ。
これまでホスト管理人によってプログラム通りの日常を過ごしていたがある日、何体かのホストたちがプログラム上にない異常な行動をとり始めることに。
【ウエストワールド】シーズン1 登場人物・キャスト
特に印象深かった5名を紹介します。
ドロレス・アバナシー(エヴァン・レイチェル・ウッド)
牧場の娘でもっとも古いホストの1人。ある日を境に、恐ろしい光景を観たり、男の声が聞こえたりするなど、幻覚を見るように。そしてループを外れていくようになる。
メイヴ・ミレイ(タンディ・ニュートン)
スウィートウォーターにあるマリポサという娼館の女主人ホスト。ドロレスと同様に何度も同じ幻想を見るようになり、やがて自らがホストだと自覚するようになる。
バーナード・ロウ(ジェフリー・ライト)
ウエストワールドのプログラム責任者。第8話で驚愕の正体が明かされる。
黒服の男(エド・ハリス)
ウエストワールドに30年以上も訪れている謎めいたゲスト。パークに隠されている迷路の正体を見つけ出そうとしている。
ロバート・フォード博士(アンソニー・ホプキンス)
ウエストワールドの創立者であり責任者。ホストを使って悪の道に手を染めていく。
【ウエストワールド】シーズン1 3つの見所
ウエストワールドを視聴するにあたって押さえておくべき3つのポイントを紹介します。
①圧倒される世界観
西部劇をテーマにしたテーマパークがウエストワールド。西部劇独特の世界観が視聴側からしたらたまなくいいです。まるでその世界に自分が居るかのような感覚に陥ります。
そしてドラマとは思えないようなクオリティの高さに驚かされます。世界感、映像、演技、音楽、ストーリ、全てにおいて圧倒されます。もはや長編の映画といってもいいほど。
HBOのドラマということもあって、かなり製作費が費やされているので見る価値ありです。海外ドラマ探しに迷ったらまずはHBOに手を出してみることをオススメします。
②欲望のままに生きられる世界がウエストワールド
人を傷つけたり、性行為を行ったり、殺したりとなんでもありなテーマパーク。
相手はアンドロイドなので基本なんでもOK。見た目は人間そのものだから何をするにしても人間相手に行為をしたと思い込めるから、最高なスリルを味わうことが出来るんです。
なんでもできるから羨ましいと思いつつ、自分を制御できなくなり一生ウエストワールドから抜け出せなくなるなんてこともありそうで怖い。まぁでも、現実世界にあるとしたらぜひ行ってみたいです。
③ホストになりきるキャストたちの演技力
エミー賞で助演女優を優賞したタンディニュートンを筆頭にホストになりきるキャストたちの演技レベルがとにかく高いです。
停止状態から起動する時や、複数の人格を演じる時などの演技が圧巻です。まるで本物のロボットに見えてもおかしくないぐらいのレベルでした。
ちなみに、ホストは裸の状態が多いいんですけど、各キャストたちの体つきが見事に仕上がっていて違和感なく見れます。(やっぱり外国人は遺伝子が優秀だから何をしても似合う、、、)
【ウエストワールド】シーズン1 解説&感想(ネタバレ)
一番厄介だったのが時間軸。現在、過去、未来、とよく切り替わるのでついていけない部分も何度かありました。あとはアンドロイドと人間の見分けも複雑でした。
時間軸について整理
時間軸は2つありました。ウエストワールド開設前と後。
2015年:初期ホストのドロレスが誕生する。
2018年:アーノルド自殺。(ドロリスに殺させる)その後ドロリスは周囲のホストを虐殺。パークはそのまま開園する。
2022年:若きウィリアムとローガンが来園。
この間にバーナードが造られる。
2052年:メイヴがウエストワールドから脱走しその他ホストたちも地下からいなくなる。←今
リサーチの結果以上のことがわかりました。
私自身、途中までは全く分からなく不安になってきた程でした。でもエピソード後半になるにつれて話の大まかな流れがわかるようになってきます。
そして1回見ただけじゃ完璧には理解できないから、もう一回視聴するなり、ネットで詳しく調べるなりしてみた方がいいでしょうね。
黒服の男はウィリアム
最終話まで謎だった黒服の男の正体があの、優しい性格のウィリアムだったとは驚愕しました。ゲームだからといい好き放題にしでかすローガンに振り回されていたウィリアムとはまるで別人。年も取っていたから全く気付かなかったわ。
ウィリアムはその後結婚し、ウエストワールドの株主になり、迷路の謎に気づいて探索することになります。
ウエストワールドにくると本当の自分を見つけることができるようですね。まぁ自身の欲望のままに何でもできちゃいますからそりゃそうなるか。
バーナードとアーノルドに振り回された件
人間だと思い込んでいたバーナードがウィリアムによって造られたアンドロイドだったとは、、、。この瞬間からパーク外にいる人間たちも疑うようになりました。
そしてアーノルドの正体はバーナードでした。厳密には死んだアーノルドをモデルに作られたアンドロイド。全てフォードによる計画の一部で何もかも彼の思うがまま。
他にも分かったことがあって、バーナードとドロレスは初めて会う関係だという事です。ということから2人の関係はパーク開園前だという事が明らかになります。
うーん、、、いろいろと複雑ですね(笑)
全てフォードのシナリオ通りだった
結局は全部フォードが持って行きましたね。
ホストが異常な行動をとったことも、シャーロットたちにクビを発表されるも、冷静なまま。そして、テレサの死、エレンの死を知っていたのもフォードだけでした。バーナードを使って、秘密を知ろうとするものは殺していったのです。
最後にフォードがドロレスから撃たれたシーンもフォードの思惑通り。これまでは人間のための”ウエストワールド”でしたがその間違えに気づき、フォードが用意した真のシナリオはホストのためのものでした。
真のシナリオのためとは言えフォードのやり方が残酷すぎる。ホストを使って人を殺しているわけですからフォードの考えには納得しかねます。まだこれでフォードのシナリオは終わりではないでしょうし今後に期待です。
写真の謎
ウィリアムが婚約した女性の写真なんですけど結局何だったんでしょうね。シーズン1では謎が解けておらず、モヤモヤするところではありました。
ウィリアムが落としていった物で、ドロレスの父親役のホストが拾って、その後写真の影響でおかしくなっちゃったんですよね。