どうもローズです。
【ダーク】シーズン2全話を解説とネタバレ感想です。
このブログでは海外ドラマや映画を中心に記事を書いているので良かったらホームページも見てくれると嬉しいです!
いよいよ圧倒的に評価の高いドイツのミステリードラマ、ダークがシーズン2になって帰ってきました!
シーズン1をまだ見てない、見たけどイマイチ理解できなかった、って人はシーズン1の解説&感想記事を書いているので良かったらどうぞ!
1話、2話、3話、4話、5話、6話、7話、8話、9話、10話
目次
【ダーク】シーズン2 登場人物の確認
※ここからは先はネタバレが含まれます
カーンヴァルト家
ミハエル・カーンヴァルト
シーズン1の第1話で首をつって自殺。ミハエルの正体はミッケル。シーズン1の第5話で明らかになります。
ハンナ・カーンヴァルト
ミハエルの妻。ウルリッヒと不倫関係にある。
ヨナス・カーンヴァルト
ミハエルとハンナの息子。真ん中は未来のヨナス。
写真の1番右はアダムでシーク・ムンドゥス(通称”旅人”)の指導者。シーズン2の第4話でアダムの正体はヨナスだということが判明。
イネス・カーンヴァルト
ミハエル(ミッケル)の養母。1986年、看護師をしていたイネスのもとにタイムスリップしたミッケルが現れ引き取ることに。
ダニエル・カーンヴァルト
イネスの父で、写真は1953年。
ニールセン家
ウルリッヒ・ニールセン
真ん中の2019年時は刑事をしておりハンナとは不倫関係にある。
失踪したミッケルを探すために1953年へタイムスリップしてしまう。ちょうどその時に起きていた失踪事件の犯人として疑われエゴンに逮捕されることに。
カタリーナ・ニールセン
ウルリッヒの妻、マグヌスとマルタとミッケルの母親。現在は学校の校長先生をやっているが、子供時代はヤンキー的存在だった。
マグヌス・ニールセン
カタリーナとウルリッヒの息子。高校生で、シャルロッテと付き合っている。
写真右はでシーク・ムンドゥスの一員になった未来のマグヌス。
マルタ・ニールセン
カタリーナとウルリッヒの娘。ヨナスに好意を持っている。
写真右は、シーズン2の最終8話で別の世界からやって来たマルタ。
ミッケル・ニールセン
ミッケルの正体はミハエル。1986年にタイムスリップしてから、イネスに育てられる。
マッツ・ニールセン
左がマッツ。ウルリッヒの弟。1986年に謎の失踪を遂げる。
トロンテ・ニールセン
ウルリッヒとマッツの父親。1986年、クラウディアと不倫関係にあった。
ヤナ・ニールセン
トロンテの妻、ウルリッヒとマッツの母親。
アグネス・ニールセン
トロンテの母親。1953年にウィンデンへやって来た。レズビアンで、ノアとは兄妹の関係。
ドップラー家
ペーター・ドップラー
精神科医。同性愛者でありシャルロッテやフランツィスカに知られている。
シャルロッテ・ドップラー
ペーターの妻で警察官。
シーズン2でノアとエリザベートの娘だということが判明。つまりシャルロッテはエリザベートの母でもあり、娘でもある。
フランツィスカ・ドップラー
ペーターとシャルロッテの長女。マグヌスと付き合っており、後にシーク・ムンドゥスの一員になる。
エリザベート・ドップラー
ペーターとシャルロッテの次女。耳が聞こえず手話を使う。
シーズン2でノアの妻、シャルロッテの母親ということが判明。
ヘルゲ・ドップラー
ペーターの父親。現在(2019年)は老人介護ホームで入院しており認知症。左耳付近に出来た大きな傷跡はウルリッヒによってつけられたもの。
ベルント・ドップラー
ヘルゲの父親。原発の初代所長で原子力発電所の創設者。
グレタ・ドップラー
ヘルゲの母親。ヘルゲを厳しくしつけている。
ティーデマン家
アレクザンダー・ティーデマン
原発の所長。1986年にウィンデンへやって来てレジーナと知り合い原発で働くことになる。
ウィンデンへやって来たとき少年2人のパスポートと拳銃を森に隠すもハンナから奪われ弱みを握られることに。なぜパスポートと拳銃を隠そうとしていたかは謎。
クラウディアの頼みで、洞窟にあった核廃棄物を隠すため扉を作った。
レジーナ・ティーデマン
アレクサンダーの妻。”森のホテルウィンデン”を経営している。ホテルは1953年ドップラー家の住宅だった。
バルトシュ・ティーデマン
アレクサンダーとレジーナの1人息子。マルタと付き合っていたが友人のヨナスにとられてしまう。
シーズン2の1話でノアに殺された少年はバルトシュの可能性が高い。
クラウディア・ティーデマン
レジーナの母親。虹彩異色症で片目が茶色で片目が青。女性で初めて原子の所長を任されることに。そして引き継ぐ時にベルントから洞窟の秘密を教えられる。
シーズン2で父親のエゴンに洞窟を調べられそうになって、トラブルになり殺してしまう。そこからクラウディアは疾走する。
写真1番右のクラウディアは白い悪魔と呼ばれていた。
エゴン・ティーデマン
1953年はバリバリの警察官で、2019年は引退間近の警官。
1953年にタイムスリップしたウルリッヒを逮捕する。
ドリス・ティーデマン
エゴンの妻。1953年にやって来たアグネスにアプローチされる。
その他
ノア
シャルロッテの父親、エリザベートの夫。シーク・ムンドゥスの一味。
H・G・タンハウス
”時間の旅”の執筆者。実の祖父ではないが過去にシャルロッテを育てていた。
ヤシン
エリザベートのボーイフレンド。”ノアの使い”と名乗るものに連れ去られ失踪者リストに加わる。
セバスチャン
ハンナの父親。
ウェラー
警察官でシャルロッテの部下。片目が不自由で眼帯をしている。
ウェラー兄弟
ウェラーと兄弟関係。同性愛者で過去にペーターと関係を持っていた。
クラウゼン
特別探査班。2020年事件解決のためウィンデンへやって来た。1986年に弟が失踪。名前はアレクサンダー・ケーラーでティーディマン家のアレクサンダーと同姓同名。
【ダーク】シーズン2 ネタバレ感想・解説
時間軸
シーズン2では終末の日までの7日間、6月21日から6月27日までが描かれています。様々な時間軸を行き来しますが6月21日から6月27日という設定は変わりません。
シーズン1では、1953年、1986年、2019年、3つの時間軸を中心にストーリーが展開されました。そしてシーズン2では新たに、1921年、2052年が追加されることに。
33年毎に不可解な事件が発生。少年の失踪や動物の不可解な死など。
ちなみに失踪して見つかっていないマッツ、エリック、ヤシンなんですけど、3人とも殺されており貯蔵室型タイムマシンの実験台にされ殺されました。犯人はヘルゲやノアなどの可能性が高いです。
本当の1年は365日じゃないから常にズレた状態にいる。でもそのズレが33年ごとに元に戻るのだそう。星も惑星も宇宙全体が同じ位置に。これを33年周期という。
唯一、33年前じゃない1921年では少年時代のノアや妹のアグネスの姿が見られました。
ヨナスは”未来のヨナス”にタイムマシンで2052年に飛ばされます。2052年のウィンデンは廃墟と化しており発電所も潰れていました。
タイムマシン
タイムマシンは現時点で4つあります。しかし1つは失敗作でタイムスリップ可能なのは3つ。それぞれ紹介していきます。
・洞窟に存在する2つの通路。1953年と1986年にタイムスリップ可能。
・時計を使って発明された持ち運び可能なタイムマシン。タイムスリップする際にはスマホが必要となる。
・貯蔵室型タイムマシン。試作版で未完成物。失踪した少年たちはこのタイムマシンの実験台にされ、失敗し死に至った。
・ポータル、またの名をダークマター。個体と液体と気体で出来ている。アダム率いるシーク・ムンドゥスによって作られた。
※シーク・ムンドゥス、通称”旅人”とは時間に逆らい、新世界を創るために結成された団体。
ミハエルの死因
シーズン1から気になっていて、シーズン2でようやく明かされました。
結論から言うと少年ヨナスを救うためです。
ミハエルの自殺を防ごうとヨナスはタイムスリップして気持ちを伝えます。しかしミハエルが自殺しなかったらヨナスは生まれていないことになるため、それを防ぐためにミハエルは自殺したのです。
ヨナスから見せられた手紙をミハエルが書いてその後自殺しヨナスが生きる。ミハエルの死を止めればヨナスは生まれない。まとめるとこういうことになります。
そして、ミッケルが失踪したあの日、タイムスリップで現れたヨナスがミッケルを洞窟に連れ戻し1986年にタイムスリップさせました。
理由は、ミッケルをタイムスリップさせないとヨナスの存在はなかったから。
ダーク、永遠のテーマである”無限ループ”の始まり、起点、はミハエルの死によるものでした。
ん〜なかなか複雑ですね(笑)ちなみに私は1回じゃ理解できなかったため何度か見直しました、、、
それぞれのラスト
終末の日に各登場人物がどうなったのか考察してみました。
まず、シーズン2の1話で亡くなっていた人たちの名前を挙げます。
✔アレクサンダー・ティーディマン:2020年6月27日没
✔J・ヤンコフスキー(シーズン1の第2話にでていた女性警察官):2020年6月27日没
✔T・ウェラー:2020年6月27日没
✔ミハエル・カーンヴァルト:2020年6月21日没
✔マルタ・ニールセン:2020年6月21日没
次に亡くなったとは言い切れない人物たち。
✔ハンナ:1987年にタイムスリップしたままなので助かっている可能性あり。
✔カタリーナ:いつかは分からないが洞窟で扉を見つけタイムスリップ。2020年にはいないので助かっている。
✔シャルロッテ:ラスト8話、発電所でエリザベートと繋がっていたため、助けられた可能性あり。エリザベートとノアの子供という衝撃の事実が発覚した彼女はもはや物語の超重要人物なのであそこでウェラーや発電所の人たちと一緒に死んだとは考えられにくい。
✔貯蔵室のメンバー:クラウディア(1986年)、レジーナ、ペーター、エリザベート、若きノア。この5人は貯蔵室に居たため助かります。
✔未来ヨナス、マグヌス、フランツィスカ、バルトシュ:未来ヨナスは終末から3人を救うためどこかへタイムスリップ。マグヌス、フランツィスカはシーク・ムンドゥスのメンバーになっていました。バルトシュはS2E1でノアに殺された可能性があるため、どちらにしろ3人は助かっていたことになります。
その他は終末の日に亡くなった可能性が高いですね。
✔マルタ(別の世界から):アダムに殺されたはずのマルタですが、黒髪になってヨナスの前に登場。殺されたはずのマルタがでてきた瞬間はビビりました。
ヨナスが”いつから来た?”という質問をしましたがどうやらタイムスリップでやって来たわけじゃなかったみたいです。本人が言うに別の世界からやって来たらしく詳しくはシーズン3に持ち越しですね。
アダムは悪者?
白髪のクラウディアが”アダムは闇、私は光に従う”と言っていて、物語の最後までホントはどっちなのか迷っていましたけど今までしてきたことを考えるとクラウディアの言う通り闇でしょうね。
人間はこれまで時間という”神”に支配されてきており、その時間を逆に支配するため新世界を創りあげる。これがアダムの真の目的でもあります。
そのためにアダムは手段を選びません。少年たちを実験台にし殺したり、バルトシュをノアに殺させたり、ノアをアグネスに殺させたりと、やって来たことは悲惨なことばかりです。
アダムは新世界を作り上げるためには手段を選ばず何でもやってしまうような人間。でもなんでヨナスがそんな風になったのかは謎。
ヨナスがアダムになるまでの間なにがあったのか気になりますね。シーズン2で明かされなかった分は今後のシーズンで明らかになるでしょうからそれまでは待つことになりそうです。
【ダーク】シーズン2 まとめ
シーズン2はシーズン1に比べ異常に難解だったな〜。
シーズン1まではなんとかついていけていたんですけどシーズン2になってさらに難易度はあがり、登場人物も追加され(アダムとか)1回見ただけじゃ理解できないような部分も結構あって大変でした。
終わり方が次回も絶対にある終わり方だったので今はシーズン3を期待するしかないようです。まだまだ解けていない謎はシーズン3に持ち越しですね。
そして驚くべき点がたくさん出てきましたね。例えば、シャルロッテはエリザベートの母で、エリザベートはシャルロッテの娘。一体どういうこと!?もう頭がパニック状態ですよ。
アダムはヨナスってことが分かりましたけど顔が変わりすぎて…火傷を負ったみたいになっていて、ヨナスの未来に何かが起きたんでしょうね。シーズン3でその理由が明かされるといいですけど。
タイムトラベラーは次々に増えるわ、ラストで新世界から現れたマルタに驚かされるわ、まだまだストーリーは終わらなさそうです。
最後までありがとうございました!シーズン3でお会いしましょう!